2018年度吉岡宿にしぴりかの映画祭
上映作品
『恋とボルバキア』
【解説】
観た後でこんなにも誰かと話をしたくなる作品があるだろうか?”ボルバキア”とは、宿主を性転換させる共生バクテリアの一種だという。スクリーンにあふれる登場人物の切実な恋や生き方が、性の枠組みを溶かしていく。人間って、こんなにもあいまいでカラフルだったのか!揺さぶられる心地よさ、わたしの内にもボルバキアは眠っている。映画が転換させるのは、まるで自明のように境界や枠組みで人を区別し、思い込み、理解した気になっている、私たちの心かもしれない。
- 2017年製作/
- 94分/
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- 字幕付き
監督:小野さやか
配給:DOCUMENTARY JAPAN、LADAK 、Blue Berry Bird