吉岡宿にしぴりかの映画祭1日目上映作品2本目は宍戸大裕監督の「道草」です。全国公開前にいち早く皆様にお届けします。こうやってネット上で「道草」って入力するとただの文字なんですが実際の映画にでてくる「道草」の文字はとても素敵なんですよ。どうすてきかは映画祭で見ていただけたらと思います。
道草
製作:映画「道草」製作委員会/監督:宍戸大裕/2018年/95分 字幕付
自閉症と重度の知的障害があり、自傷・他害といった行動障害がある人。世間との間に線を引かれ、囲いの内へと隔てられてきた。そんな世界の閉塞を、軽やかなステップが突き破る。東京のアパートで、介護者付きのひとり暮らしを送る人たち。ユーモラスで、時にシリアスなせめぎ合い。叫び、振り下ろされる拳に伝え難い思いがにじむ。関わることはしんどい。けど、関わらなくなることで私たちは縮む。だから人はまた、人に近づいていく。全国公開に先駆けて、いち早くお届けする。
宍戸大裕監督
仙台市出身。学生時代、映像グループ「風の集い」に参加しドキュメンタリー映画『高尾山 二十四年目の記憶』(2008年)を制作。おもな作品に、「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」(2013年)、「風は生きよという」(2015年)がある。にしぴりかの映画祭スタッフで映像ワークショップも担当する。