2015年度
吉岡宿にしぴりかの映画祭

ある精肉店の話

映画ある精肉店の話プロモ写真

(c)やしほ映画社・ポレポレタイムス社

大阪府貝塚市のとある小さな精肉店では、牛の飼育から屠畜解体までの一連の工程を家族みんなで担っている。毎日大粒の汗を額に溜めながら、丁寧に肉を切り分けるお父さん。それを元気に店頭で販売するお母さん。差別の歴史を背景に、「生」の本質を見続けてきた家族がひたむきに仕事に向かう姿は美しく、丹精込めて育てた牛の眉間に大槌を下ろすシーンは、思わず姿勢を正してしまうほどの厳粛さに溢れている。観る者に生きることの喜びと輝きを教えてくれる作品。

  • 2013年製作/
  • 108分/
  • 日本/
  • バリアフリー字幕付

監督:綾瀬あや

配給:やしほ映画社・ポレポレタイムス社

バリアフリー字幕について

耳が聞こえない方にも映画を楽しんでいただけるように音声やセリフの文字起こしを行い、作品の上映と一緒に字幕をスクリーンに投影する「バリアフリー字幕」の制作に取り組んでいます。実行委員の有志を中心に、監督や配給会社、手話通訳者や外部ボランティアの協力のもと準備をしました。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。