第6回
吉岡宿にしぴりかの映画祭
(2021年)

開催場所
せんだいメディアテーク7F

開催日
2021年12月25日(土)

開催のあいさつ
Opening Remarks

6回目となる吉岡宿にしぴりかの映画祭は、昨年に引き続き仙台での開催となりました。顔を合わせて対話することが当たり前ではなくなりつつある今、多くの方が足を運んでひとつのスクリーンを囲むことの大切さを改めて感じています。今年上映される作品はどれも近隣の国々を舞台としたものです。「近くの話」が優先されてしまいがちな日々ですが、つながっている空の下の大地に思いをはせ、遠くの出来事も私たちの出来事として考えてみる、そんな時間になれば幸いです。今回はにしぴりかの映像ワークショップを通じてつくられた短編映像集も上映します。作り手のこだわりや思いを感じていただければこの上ない喜びです。それでは今年もどうぞお楽しみ下さい。

にしぴりかの映画祭実行委員会

上映作品(2021)
Screened Films

アフガニスタンの大地を背景に岩場に座る中村医師

荒野に希望の灯をともす

監督:谷津賢二

映画カンタティモールのワンシーン ギターを奏でる男性

カンタ!ティモール

監督:広田奈津子

トークゲスト
Talk Guest

「荒野に希望の灯をともす」より

谷津賢二Pポートレート

谷津賢二

やつ・けんじ

86年立教大学卒業。テレビ朝日系列会社でニュースカメラマンとして働いた後、94年に日本電波ニュース社入社。ルワンダに駐在し、民族紛争やザイールの難民キャンプを取り上げた番組を制作する。98年パキスタンで医療支援を行っていたペシャワール会の中村哲医師に出会い、以来21年間アフガニスタンでの中村医師の活動を映像で記録し、世界に発信し活動を支援してきた。2021年ギャラクシー特別賞受賞。

橋本康則氏ポートレート

橋本康範

はしもと・やすのり

(一社)農山漁村文化協会勤務・ペシャワール会元現地ワーカー
1973年生まれ。大河原町出身、在住。小学校講師、建設会社勤務などを経て2002〜2005年にペシャワール会現地ワーカーとして、約3年間農業事業、水源確保事業に従事。帰国後、主に食や農業の本を出版する(一社)農山漁村文化協会に入社。全国津々浦々の農家を直接回り、情報集めや農業書の普及を行っている。2013年より東北支部に勤務、現在東北支部長。三児の父。

「カンタ!ティモール」より

広田奈津子監督ポートレート

広田奈津子

ひろた・なつこ

映画監督
故郷での森林伐採に胸を痛めたことから環太平洋の先住民に関心を寄せ、居留地を訪ねるうちに東ティモールに出会う。2002年、23歳で初めて同国を訪れ、青年アレックスの歌を耳にする。後にその歌の背景を追いかけた旅が本作品となった。現地では人々と寝起きを共にしながら、山奥の集落を訪ねて古来の文化を取材。初作品。

小向さだむポートレート

小向定

こむかい・さだむ

制作・音楽監修
1970年愛知県生まれ。高校時代よりシンガーソングライタ ーとして活動し、アメリカ遊学を経て、2003年東ティモールでの独立祝賀祭で演奏。現地の青年アレックスと楽曲作りなど共にしたことが本作に発展した。

タイムテーブル
Time Table

12月25日(土)

10:00 開場
10:30 『オロ』
[108分]
13:00 『荒野に希望の灯をともす』
[88分]
14:30 上映後トーク
15:30
15:50 『カンタ!ティモール』
[110分]
17:40 上映後トーク
19:00 ショートムービー座談会
[100分]
20:50 終了