第7回
吉岡宿にしぴりかの映画祭
(2022年)

開催場所
日立システムズホール仙台

開催日
2022年12月18日(日)

開催のあいさつ
Opening Remarks

映画が配信で観られるようになり、いつでもどこでもひとりでも観られる時代。それは便利であることに間違いはなく、故あって映画を観に行けない。人にとっては大助かり。でもその一方、私たちはこうして毎年大きなスクリーンと場所を用意します。細々とした手配、本番が近づくにつれ追われる準備、つのる焦り。まったく面倒なことなのにやっぱりこの場が作りたくなる。それはきっといい映画を観終えた後のあのあふれる想いを誰かとわかち合いたい歓びが、忘れられないからかもしれません。今年もすてきな作品が並び、前夜祭には短編映像特集をご用意。「ねえねえ、これ観て!」そんな弾む気持ちを わかち合いたい、7 年目のにしぴりかの映画祭です。

にしぴりかの映画祭実行委員会

上映作品(2022)
Screened Films

映画どこに出しても恥ずかしい人主人公写真

どこへ出しても
恥かしい人

監督:佐々木育野

トークゲスト
Talk Guest

10月5日(土)

坂上香監督ポートレート

坂上香

さかがみ・かおり

ドキュメンタリー映画監督、 NPO法人out of frame代表、一橋大学客員准教授。
1965年生まれ。高校卒業後、渡米。ピッツバーグ大学社会経済開発学修士課程修了。帰国後、制作会社のディレクターとして数多くのドキュメンタリー番組を制作。独立後、初の監督作として、米国刑務所における受刑者更生プログラムに密着取材した『Lifersライファ―ズ終身刑を超えて』を制作。国内外で高い評価を得る。第二作『トークバック沈黙を破る女たち』に続き、日本の刑務所を初めてカメラが捉えた『プリズン・サークル』が全国で話題になっている。著書に『ライファ仮―ズ 罪に向きあう』など。

金聖雄監督ポートレート

金聖雄

キム・ソンウン

映画監督
1963 年大阪・鶴橋生まれ。大学卒業後(株)リクルート勤務。その後自分で商売をはじめるが失敗。「何かやりたい、出来るんだ」という想いを胸にくすぶらせながら、東京へ…。東京にて料理写真家の助手を経験後、助監督になる。 1993 年からフリーの演出家として活動をスタート。PR 映像やドキュメンタリー、テレビ番組などを幅広く手がける。2004 年、在日1世のおばあちゃんの日常を4年間追いかけたドキュメンタリー映画『花はんめ』(キネマ旬報文化映画9位)を監督。2012年『空想劇場』。2013年『SAYAMAみえない手錠をはずすまで』(キネマ旬報文化映画3位)(毎日映画ドキュメンタリー映画賞)受賞。2016年、「袴田巖夢の間の世の中」(日隅一雄 情報 流通促進賞)。2018 年『獄友』(キネマ旬報文化映画5位)。現在プロジェクト『さくらもと』が進行中。

タイムテーブル
Time Table

12月17日(土)

17:00 開場
17:30 ショートムービー前夜祭
20:00 閉会

12月18日(日)

10:30 開場
11:00 『どこへ出しても恥かしい人』
[64分]
13:00 『トークバック ~沈黙を破る女たち~』
[119分]
15:00 上映後トーク
坂上香監督
16:30 『オレの記念日』
[104分]
18:20 上映後トーク
金聖雄監督
19:20 閉会挨拶
19:30 終了