日本酒『春風』と『浅野屋』『浅多商店』の関連につきまして

「吉岡宿」を銘打っております「吉岡宿にしぴりかの映画祭」です。2016年第1回の映画祭を開催したとき、私たちはクラウドファンディングを利用させていただき資金を得ました。
その時は、ちょうど映画「殿、利息でござる!」の公開もあり「吉岡宿」関連のリターンを設けさせていただきました。その時のリターンの一つに映画にも登場する「春風」というお酒を上げさせていただきました。
「春風」は現在の吉岡にあります「浅多商店」が「大吟醸 殿の春風」として取り扱っています。その紹介文について説明が不足していたようで、その説明を求める問い合わせ電話を頂きましたので、ここで紹介いたします。

2016年に記載しました文章は「ReadyFor」でも確認していただけます。
https://readyfor.jp/projects/eiga-nisipirica

『その主人公の実家「浅野屋」に番頭として仕え、後にのれん分けを受けた歴史を持つ「浅多商店」。映画で伊達重村(羽生結弦)が命名した「春風」「霜夜」「寒月」の酒銘は、この浅多商店が譲り受け醸造していたということです。』(ReadyFor掲載文章)

この記述について、その元となっている文言を紹介します。
まず浅多商店さんが「春風」に添えている添書きです。

『この度は淺多商店をご利用いただきまして誠にありがとうございました。
当店は江戸時代後期、先祖が「淺野屋」で筆頭番頭をしておりましたことから、明治十六年に二度目の火災によって「淺野屋」が廃業した折「春風」「霜夜」「寒月」の銘柄を譲り受け、大正九年まで醸造しておりました。
また、今回の映画の原作の元となりました古文書「國恩記」も一緒に譲り受け、現在も大切に保管させていただいております。
吉岡宿 淺多商店 店主』

また昭和三十七年に発行されている「宮城県酒造史 別篇」に次のように紹介されています。

『浅野多三郎家(旧・吉岡上町)
明治三十年(一八九七)十二月、浅野多三郎はもと麹営業より酒造業に転じた。
浅野家は屋号を「浅多」と称し、前出の由緒ある酒屋浅野屋遠藤鉄之助を宗家とすると云われている。~中略~
その醸する清酒には、宗家浅野屋の由緒ある酒銘「霜夜」・「寒月」・「春風」を以て銘柄となした。東北新聞(三三・五・一三)は当時の模様を「浅野多三郎氏醸造の霜夜(銘酒)と共に古来有名なる銘酒殿の春風、今回醸造法を改良し一層精美の誉ありと」報じている。』

以上が、現在調べうる「浅野屋」と「浅多商店」の関係といえると大和町教育委員会の調べを受けました。以上、報告いたしました。

2019年11月6日
吉岡宿にしぴりかの映画祭
実行委員長 小野田 豊

参考文献:宮城県酒造史別篇(宮城県酒造組合発行)

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