ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子供たち-
2016年度
吉岡宿にしぴりかの映画祭
イスラエル軍の攻撃を受け、1,400人もの住人が犠牲になったパレスチナ・ガザ地区。カメラは家族を失った子供たちに寄り添いながら、その心の傷と変化を見つめていく。ガレキとなった街の中で、親族同士手を取り合い、食卓を囲む。日々の生活を営みながら、常に感じている愛する者の不在。不条理の中でも憎しみに支配されまいとする子供たちの瞳に私たちは何を見出せばよいのか。20年以上パレスチナに通い続けた監督は、映像を通して静かに問いかける。
監督:古居みずえ
配給:アジアプレス・インターナショナル