恋とボルバキア
2018年度
吉岡宿にしぴりかの映画祭
観た後でこんなにも誰かと話をしたくなる作品があるだろうか?”ボルバキア”とは、宿主を性転換させる共生バクテリアの一種だという。スクリーンにあふれる登場人物の切実な恋や生き方が、性の枠組みを溶かしていく。人間って、こんなにもあいまいでカラフルだったのか!揺さぶられる心地よさ、わたしの内にもボルバキアは眠っている。映画が転換させるのは、まるで自明のように境界や枠組みで人を区別し、思い込み、理解した気になっている、私たちの心かもしれない。
監督:小野さやか
配給:DOCUMENTARY JAPAN、LADAK 、Blue Berry Bird
耳が聞こえない方にも映画を楽しんでいただけるように音声やセリフの文字起こしを行い、作品の上映と一緒に字幕をスクリーンに投影する「バリアフリー字幕」の制作に取り組んでいます。実行委員の有志を中心に、監督や配給会社、手話通訳者や外部ボランティアの協力のもと準備をしました。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。