ルーペ カメラマン瀬川順一の眼
2019年度
吉岡宿にしぴりかの映画祭
ルーペ カメラマン瀬川順一の眼
戦前・戦中・戦後にかけてカメラのルーペ(ファインダー)を通して人間に迫り続けたカメラマン・瀬川順一。兵士として、カメラマンとしての戦争体験は痛切な記憶を刻む。撮るべきか撮らざるべきか。それは人間の尊厳を問う、現代に続く問いかけだった。瀬川さんに若くして他界した父を重ねる伊勢監督は父探しの思いもこめる。「いないけど、いるんだよ」カメラマンは月齢10日の月のようだと映画は語る。世界を支えているのは、たしかにこういう人たちだ。瀬川さんの25回忌にお届けする。
(日本映画ペンクラブ記録映画グランプリ受賞)
監督:伊勢真一
耳が聞こえない方にも映画を楽しんでいただけるように音声やセリフの文字起こしを行い、作品の上映と一緒に字幕をスクリーンに投影する「バリアフリー字幕」の制作に取り組んでいます。実行委員の有志を中心に、監督や配給会社、手話通訳者や外部ボランティアの協力のもと準備をしました。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。