第2回
吉岡宿にしぴりかの映画祭
(2017年)

開催場所
にしぴりかの美術館

開催日
9月30日(土)・10月1日(日)

開催のあいさつ
Opening Remarks

障害者差別解消法施行に伴い、遅ればせながら日本でも求められるようになった『合 理的な配慮』。大切なのは困難を感じている本人から学ぶという事です。目の見えな い苦労は目の見えない人が一番分かる。さらに見た目は変わらなくても認識の仕方・ 心の傷などに苦労している人は、ますます本人に聞かなければ分からない。私たち一 人ひとりでは分からない事、知らない事がたくさんあるのです。

世の中の知らない事を教えてくれる映画。今年は高齢者と子供たちの居場所について の作品が主になりました。しかし、検討の途中では見た目への差別、性差別、性暴 力、児童虐待等々の話題も多く出ました。まだまだ一緒に見て行きたい作品(世界) は多いようです。

ある作品は「絶望」とも言えるくらいの衝撃を与えるかもしれません。しかし「それ でも捨てたもんじゃない」という「希望」を得られる作品もあると思います。知るこ とは怖い事かも知れません。でも、知ることは未来に光を照らす事。 どうぞ、今年も知らなかったことを知り、未来への一歩を共に感じていただけたらと 願います。

(実行委員代表/小野田豊)

上映作品(2017)
Screened Films

映画「ただいまそれぞれの居場所」プロモ写真

ただいま それぞれの居場所

監督:大宮浩一

映画「ママリン87歳の夏」プロモ写真 夜の街を歩くママりんの姿

徘徊 ママリン87歳の夏

監督:田中幸夫

映画「月明かりの下で」アイキャッチ写真 机の上に寝転ぶ定時制高校性

月あかりの下で ある定時制高校の記憶

監督:太田直子

映画ぼくたちは見た ガザ サムニ家の子どもたち

ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子供たち-

監督:古居みずえ

トークゲスト
Talk Guest

小野さやかポートレート

小野さやか

おの・さやか

1984年生まれ。愛媛県出身。
2005年、日本映画学校卒業制作作品『アヒルの子』を製作。2010年『アヒルの子』全国劇場公開。2012年フジテレビNONFIX『原発アイドル』。第50回ギャラクシー奨励賞。2013年 同じくNONFIXにて『僕たち女の子』。その他「隣る人(2012年 撮影で参加)など。現在はテレビ番組製作の傍ら自主映画の製作を続けている。

タイムテーブル
Time Table

2017年9月30日(土)

11:00 オープニングトーク
11:10 『ある精肉店のはなし』
[108分]
13:00 お昼休み
13:40 『ただいま それぞれの居場所』
[96分]
15:00
15:45 『徘徊 ママリン87歳の夏』
[77分]
17:15 座談会参加者は叶蔵へ移動
17:30 吉岡宿ショートムービー座談会
[120分]
19:30 終了

2017年10月1日(日)

11:00 オープニングトーク
11:00 『月あかりの下で
ある定時制高校の記憶』
[115分]
13:00 お昼休み
13:40 『アヒルの子』
[92分]
15:15 小野さやか監督トーク
16:20 『ぼくたちは見た
-ガザ・サムニ家の子供たち-』
[86分]
17:30
17:50 終了

パンフレット
Pamphlet